駄日記 (未完結間欠日記)

2011年 4月


2011-4-30 (Sat)

> ↓過去一旦アップロードした上から書き直した。 例によって実際に書いてるのはもっとずっと後だが(*30-1)
> 4月のおもな (私的な) 出来事。
> 床屋に行った。およそ 30年弱ぶり。
もう何十年も、自分でハサミで適当にじょきじょき切ってゴムで後ろにひとまとめにしていたので、 ばっさり切ったらずいぶん違うかなァ…と想像していたんだが実際はそうでもなかった。 特に頭が軽く感じることもなく、 入浴を億劫に感じなくなることもなく、 洗髪がそれほどラクになることもなかった。 洗髪は以前から基本的にほぼ地肌しか洗わなかったんで (髪の先の方はあまり気にしない)、 手間があまり変わらないのは当たり前だな。散髪で頭皮の面積が減った訳ではないんで。 まあでも乾くのは少しだけ早くなった。
日常生活も、夏場に背中があまり暑くないくらい。 最近では塗り箸 (余ったやつ) でぐりんと回して差してまとめるやり方を覚えたので、 室内では背中も暑くなかったし (まあかなりザツなダンゴもどき頭のオッサンが外をうろうろする訳にもいかないので、 室内限定なんだが、基本的に室内在住生物なもんで)。
しかしシャツや上着を着たり背中に鞄を背負ったりした後に、 手でシッポを襟から出す動作をまだ時々無意識にしてしまう。 普段メガネの人がメガネかけてないのにいつもの癖でメガネを持ち上げる動作をしてしまう、 みたいなもんか。
> 震災以後、確か 4月半ばくらいまでは、 テレビ (NHK) と Twitter の主に“核”方面の専門家の記事に貼り付きっぱなしだった。 巨大地震に巨大津波に原発 (福島第一) 事故。 とんでもない規模の津波も影響は甚大で復旧 (復興) は多難だろうけど、 せめて原発事故がなかったらもうちょっと先行きの見通しもよかったんじゃなかろうか。 まあ起きてしまったもんは対処するしか仕方がないんだが。 実際のところ対処もギリギリの綱渡り状態のようだけど (事故を起こした原発なんてもんはそもそもそのようにしか対処しようがないシロモノなんだろうけど)。
> 原発事故の影響はもうこれでもかというくらい圧倒的にデメリットの方が多くて深刻だが、 原子力、放射性物質、放射線被曝関連の知識(*30-2)を得る機会に図らずしてなってしまった面はあるかなあ。 あと一部のジャーナリスト (特にフリージャーナリスト) が、 実はあまり (ぜんぜん?) 信用がおけない人達らしいことも判明してしまった…。 後者は特にこの震災と事故がなかったらまだ当分は気づかずに過ごしていたかもしれんと思うと、 ちとコワイ…。
> 以下、いちいち論拠を記述せず感想のみ記す、だけど。
ワシ的に一番「とんだ一杯食わせもの」 (©福澤朗) だったのはやはり上杉隆だな~。 この人は元々は水道橋博士の Twitter 経由で知ったんだったかな。 どうでもいいが水道橋博士の人脈 (というか水道橋博士の Twitter や出演番組経由で知った人達) ってアヤしい人の割合が異常に多い気がするな…。 他にも、震災当日千葉のコスモ石油のタンク火災事故にからんで、 有害物質の降下に注意みたいなデマが流れて、 その後すぐデマだった旨の訂正情報も流されたにもかかわらず、 後々まで有害物質デマをツイートしていたフリージャーナリストもいたし(*30-3)、 他にも記者会見で質問も取材もそっちのけで演説やら恫喝に精だすフリージャーナリストもいたし…。 まァ誤情報やデマの拡散は大手フリー問わず、 またプロアマ問わずいろんな人が図らずもやっていたと思うが (自分も含めて)、 ワシが知ってる範囲では上杉隆の場合は悪質さがひときわ飛び抜けている感じ。 誤情報やウソを懲りずに延々とぶり撒き続け、 誤りを指摘されても訂正しないどころかおちゃらけてゴマしてみたり…。 なるほどこんな不誠実な人物だったんか、という。 原発事故関係では確度の高い情報源を探し出せていたので彼のデタラメっぷりがよく分かったんだが、 それまでの (彼の得意分野であろう) 政治やマスコミ方面の言論も、 実は信憑性がかなりアヤしかったりしても全然不思議じゃないなァ…と思うとかなりガッカリ。 まァ今後とも情報 (源) の取捨選択にはよくよく気をつけなくてはいかんな…。
> 以上敬称略。
Twitter の Favorite をスクリプトか何かを使って自動的に Evernote にも放り込む仕掛けでも… とちょっと思って調べてみた痕跡。 申請したりいろいろメンドくさそうだったのと、 溜め込み先をどうしても Evernote にしなければいかん訳でもなかったので、 結局その後手をつけず。
JUNK-BOX 氏が昔、原発を“筋が悪い (技術)”、と言っていたのが妙に記憶に残っている。 数学でいうところの「エレガントではない」に近いのかな…とか勝手に想像したりして。
エイプリルフールといいつつ内容はばりばりマジネタぽい。
タイトルから受けた印象と違って結構冷静な批判だった。

放射線量が高く遺体収容できず 福島・大熊

 福島県警は大熊町で東日本大震災の死者とみられる男性の1遺体を収容しようとしたが、遺体の放射線量が高いため危険と判断し、付近に安置して撤収した。警察庁が28日、明らかにした。

 警察庁によると、発見したのは27日午前で、発見現場は福島第1原発から約5キロの屋外。遺体は地震や津波発生直後から原発事故による放射線を浴び続けていたとみられる。県警が持参した測量計で遺体表面を測定したところ、除染が必要な基準を上回ったという。

 遺体があるとの通報を受け、県警機動隊員や検視官、放射線計測班ら15人が駆けつけ遺体を発見。遺体袋に入れて付近の建屋内にいったん安置し撤収した。

 警察庁は、作業にあたった警察官の被ばく管理や最終的な遺体の安置場所などについて、専門家からも話を聞き、今後の対応を決める。

2011年03月29日火曜日
これは厳しいなあ…。
中西準子氏の功績。
ダイオキシン騒動の話 (そういや最近あんまし聞かんな)。
なんと「一体さん」購入できるんだ…。
原発行政を「信じていた」人。
ふ~むなるほど。
非常呪縛、認知不協和。
あれ、サイトタイトルが変わっとるな…何故だろう。

電気事業連合会の主導で制作されたDVDが、公立中学の教材として納品され出回っているそうだ。

ほ~。 YouTube 動画へのリンクあり。
こちらは小学校5、6年生向けの総合学習用ビデオ。
クイズバラエティ形式と、教諭向け資料映像。 なるほど。
おお。
避難所への支援物資にアルコールを入れないで
東日本大震災を「天罰」だと抜かした石原慎太郎の票田のひとつが真光で、 「東日本大震災を真光としては「神による警告」「科学文明に溺れている日本社会への神からの警鐘」みたいな解釈をしているらしい」。 「石原慎太郎の「天罰」発言は、そういうのを下敷きとして」おり、 「だから石原慎太郎の「天罰」発言を批判しても石原慎太郎支持者には全く応えないし響かない」 と。 そんな感じなのかねぇ…。
お騒がせ市民団体のやりっぱなし検出結果公表についてきちんと検証。
暫定規制値の「暫定」とは、本来の正式な (行政的な) 手続きを踏んでいないという意味で、 数字自体は国際的な基準と比べても根拠のあるものである、と。
あ~。6年前にこれがあったら欲しかったかも…。 当時の OpenBlokSS (200MHz) の swap 起きると固まっちゃうバグ対策に対症療法的に使えそう。 まァしかし値段的に導入は無理だったかも (というかバグ対策なら OS を (debian あたりに) 入れ替えちゃう方が確実だったろうけど結局やんなかったなァ)。
すげ~。今回の震災にまつわるデマだの陰謀論だのがもれなく詰め込まれておるわ。 さすがアンサイクロペディア…というかなんというか。
これは面白いというか新しいというかいい試みかも。

 死者の総数は、もしいま行方不明となっている方がすべて亡くなっているとすると、3万人弱である。阪神大震災の死者は約6000人なので、その約5倍ということになる。しかし3万、6000という数字は偶然にもそれぞれ毎年の自殺、毎年の交通事故死とほぼ同数である。日本では毎年、阪神大震災と東日本大震災と同数の死者が出る災害が起きている、と解釈できなくもない。このあたり、社会におけるリスクというものを考えるうえで重要なポイントであるような気がする。

伊藤穣一。 と村上龍。

4月27日発売の週刊文春5月5、12日GW特大号に上杉隆が以下のようなことを書いていた。

ヨウ素131 1gは 4600兆(テラ)ベクレル
セシウム137 1gは 3.21兆(テラ)ベクレル
セシウム134 1gは 47.6兆(テラ)ベクレル

放出された高濃度汚染水450トンに含まれていた量は、
 ヨウ素131は2800テラベクレルということなので、0.61g。
 セシウム137は、940テラベクレルということなので、293g。
 セシウム134は、同じく940テラベクレルということなので、19.7g

テスト駆動ってよくわかんないや。 (いまだに)

購入記録

  • MOOK「文藝別冊 KAWADE夢ムック 総特集 吾妻ひでお」河出書房新社 ISBN978-4-309-97749-2 C9479 ¥1200E
    • 巻頭マンガ「SF玉手箱」
    • 吾妻ひでお2万5千字ロングインタビュー
    • 特別企画 描きおろし合作まんが「愛のネリマ・サルマタケ・ゾーン」吾妻ひでお+萩尾望都
    • 特別寄稿1:諸星大二郎、すがやみつる、高橋留美子、ゆうきまさみ、まつもと泉、とり・みき、竹本泉、坂本龍一、赤井孝美
    • 未発表・単行本未収録含む貴重なマンガ:「池猫」「陽はまた昇る」「チーねずみ」「おおおおお」「どくたい」「虚空のモナー」「乞食」
    • 深夜の美女・SF対談:×吉田秋生
    • リスペクト対談:×山本直樹
    • 単行本未収録マンガ「変容 transfiguration」
    • カラーイラストギャラリー
    • 吾妻ひでおの解説付き デビュー前に描いた未発表の初期作品「すぷりんぐ」
    • アイデアノート&ラフスケッチ大公開!
    • 特別寄稿2:菊地成孔、手塚眞、いしかわじゅん、大塚英志、新井素子
    • 身内が語る吾妻ひでおの素顔:妻・アシスタントA、娘・アシスタントB
    • 徹底研究 吾妻ひでおはいかにして「おたく文化の祖」になったか (森川嘉一郎)
    • 吾妻ひでお 全430作品リスト
    • 吾妻ひでお 作品解説50 1970~2009
  • 雑誌「まんがホーム」2011.5 芳文社
  • 雑誌「まんがくらぶ」2011.5 竹書房
  • 雑誌「まんがタイムジャンボ」2011.5 芳文社
  • 雑誌「まんがタウン」2011.5 双葉社
  • 雑誌「まんがタイム」2011.5 芳文社
  • 雑誌「まんがライフオリジナル」2011.5 竹書房
  • 雑誌「まんがタイムLOVELY」2011.5 芳文社
  • 雑誌「まんがタイムファミリー」2011.6 芳文社
  • 雑誌「まんがライフ」2011.6 竹書房
  • 雑誌「まんがくらぶオリジナル」2011.6 竹書房
  • 雑誌「まんがタイムコレクション むんこ」芳文社
  • 雑誌「まんがタイムスペシャル」2011.6 芳文社
  • 雑誌「まんがタイムオリジナル」2011.6 芳文社
  • 雑誌「まんがライフMOMO」2011.6 竹書房

蛇足的脚注

*30-1 : 過去分を後から
自作の駄日記変換スクリプトが月飛ばしに未対応なので、 とりあえず毎月分何か書いとく必要がある。 まあスクリプト書き換えればいいんだけどそれも面倒だし。
*30-2 : 原子力、放射線、被曝関連の知識
ただし個人的にはうろ覚えのため若干中途半端。 ホントは不精せずに自分で計算したりするべきなんだろうが、 とりあえずこの人達の意見を参考にすれば大丈夫そう、 という人物 (情報源) をたどって探して、そちらを参照するようにしている。
*30-3 : 情報の真偽を確認せず情報 (デマ) 拡散に加担したフリージャーナリスト
その情報はデマですよ、と一応メッセージを送ってみたけど返事はなかった…。 デマであったことを知らずにいたのかもしれないが真偽の確認くらいはしないとなァ…。 一応プロなんだし。