2010-5-6 (Thu)
兼光ダニエル真
On Monday 3rd May 2010, @dankanemitsu said:児童ポルノの至上の魅力
複数の海外の友達からこの記事を紹介されたので、簡単な紹介をします。
http://christianengstrom.wordpress.com/2010/04/27/ifpis-child-porn-strategy/
ネット検閲システムやフィルタリングを強制するのに児童ポルノほどありがたいものはないというのを音楽や映画の違法DL防止ロビイストが話していたのです。
その場に居た人間があまりにも露骨かつ厭らしい言動に驚いてブログで取り上げてくれた具合でした。
ネット規制を推進する団体で児童ポルノに全く縁がない団体にとっても児童ポルノは非常に魅力的です。
1)児童ポルノのように誰でも撲滅すべきと共感できる対象を持ち出す。
2)撲滅の為にネット規制を始める。最初にうちはあまり効果なくても全く問題無い。要はネット規制する大義名分を得ることが重要。
3)児童ポルノを撲滅する為に意味のないネット規制をすることを社会が受け入れてくれれば、次はそれぞれの団体の懸案のその他の違法行為や如何わしい行為を規制対象に含む。
4)ネット検閲が社会にとって有意義であるという概念を受け入れさせる事が出来れば、次は技術的な問題へと着手し、どんどん規制の強制力を強めていけばよい。
つまり音楽や映画の違法DLのみならず、大企業にとって不都合な情報のやりとりを規制するのに児童ポルノの大義名分は必要不可欠という訳です。
それ故に、このロビイストは”Child pornography is great”と言う訳です。
戦前の検閲みたいな黒塗りまみれ。 なんなんだこれは。 こういうことやって法的に罰せられないのだろうか、この国では…。
2010-5-7 (Fri)
何週間ぶりかに立ち上げて、 メイン機のデータ類を LAN 経由でバックアップし、 一旦終了して USB メモリから ubuntu を起動させようとしたら、 こげな画面 (このところ起動時にたまに目にしていた) で止まってしまい、先に進めず。
あれ~ USB から起動させようとしたのがアダになってどこかヘンになっちゃったかな~ と思って USB メモリ引っこ抜いて普通に HDD から起動させようとしたけど先に進まず。
あれ~なにかの弾みで HDD か BIOS のブート周りでもヘンになっちゃったのかな~ と思いつつ CD (ubuntu Live CD) から起動させてみようとしたけどやっぱり起動せず。 F1 押しても F11 押しても F12 押しても状況に変化なし。
ふと、BOOT 最初の画面で断続的なビープ音がかすかに鳴っているのに気づく。 そういえば ThinkPad ってエラー内容に応じて決まったパターンのビープ音が鳴る仕掛けがあったような…。 と思って検索してみたら Lenovo のサイトにちゃんと情報があった。 (Lenovo 偉い)
Lenovo 部品の故障判別 - ビープ音が鳴る場合 / 鳴らない場合 ThinkPad 一般 - Japan
で、鳴っている長短短のパターンを見ると、 原因順に「
1. システム・ボード 2. LCD アセンブリー 3. DIMM」とある。 システムボードだと厄介だな~と一縷の望みで拡張メモリ (512MB) を外して起動してみたら、 今度は短×3、短×3、短、というパターン。今度は画面表示すら出ず。 この場合原因は「
1. DIMM 2. システム・ボード」の順に怪しいということだが、 拡張メモリ引っこ抜いて起動しないんだから、 オンボードメモリなのか他のパーツなのかは分からんが、 いずれにせよシステムボードのどこかがイカレてるのはほぼ間違いなさそうだ。 現在修理代が捻出できる状況ではないので (修理代が出せるくらいならその金で X24 よりずっと高スペックな新古品のネットブックでも買うけど、 当然そんな金ないけど)、 当分、場合によっては半永久的にジャンク状態で封印することになりそう。 あァ… nx6125 に続いてこいつまで…。
んな訳で、予備機がなくなってしまった。 この状態でもしメイン機にトラブルが置きたらもう手足もがれたも同然になっちゃうなこりゃ…。 ま~、形あるものはいつか壊れるんだし、 新しく買えないのも自業自得な訳だが、 困った状況に違いはないのであった。 どーしたもんじゃろ。
W録の HDD レコーダ (RD-XS46) が一昨年ぼっ壊れて以降、 ずっと TransCube のみを頼りとし、 見たい (録画したい) 番組が複数かぶった場合はムリヤリいずれかを諦めてしのいできたが、 この 2番組に関してはどちらも捨て難い…。 せめて TV 放送が見られる間 (来年 7月、もしくはもうちょっと手前まで?) は、 どちらも視聴・録画したい。うぐぐ…どうしよう。
という訳で断腸の思いで (なにがだ)、 長いことホコリかぶったまま放っておいた Galileo の電源コードをつないで、 分配器引っ張り出してアンテナ同軸を Galileo にもつなぎ、 起動して、再セットアップして、 TransCube と Galileo の 2台による録画の分担態勢を復活。 それにしても Galileo いじるのは久々過ぎて操作や設定の方法やコツがすっかり揮発しており、 結局マニュアル全冊引っ張り出して端から通読してしまった。
この SHARP 製ポンコツマシン、 昔使っていた頃はその操作性 (≒反応、フィードバック) の悪さに日々ストレス募らせてたんだけど、 久し振りにいじってみると、 最初からダメ機械のつもりで接したせいか、 ストレスを思っていたほど (以前ほど?) 感じなかったのがちょっと意外だった。 (コイツのせいで個人的に SHARP のイメージが最低になったくらいだったのになァ) また欠点ばかり強く印象に残っていたが、 例えば音声付 1.5倍速再生は内容が把握できさえすれば良い番組の視聴なんかに結構使えることなども再発見。 (まァ RD にも音声付高速再生があったけど。こっちもしばらく使ってないから忘れかけてるな。 TransCube のデータも、 PC に転送すれば Media Player Classic で音声付倍速再生は可能だが、 しかし倍速だとさすがにかなり聞き取りが難しい) あと、録画中だろうが TV に出力中だろうが、 PC 側から録画予約もデータ転送もファイル削除もできる仕様なのも、 結構ラクチンだな。 インタフェースの使いやすさは別として、だが。 うちにある東芝機は TransCube も RD も、 PC からの操作モードと TV 視聴 (録画データ再生) モードが排他になってて若干不便なんだわな…。 もちろん、例えば録画中のファイル削除操作は何の警告もなく受け付けられるが実際に反映されるのは録画完了後なので、 “録画中に HDD 容量が足りなくなったので急いで不要なファイルを削除”なんてやってもまったく無意味、 等々の落とし穴もあるので、 そのへんを把握していることが前提ではある。
しかし Galileo 再セットアップの副作用として、 見たら消しちゃうレベルの余計なドラマだのバラエティだのをつい気軽にホイホイ録画予約してしまい、 結果的に TV 視聴 (録画データ再生) に取られる時間がかさんできてしまった。 連動して TransCube 側の未消化分が溜まっちゃって慢性残り容量不足気味に…。 このへんはもう自業自得としか言いようがない。 たぶん強制的に TV 録画も視聴もできない所に幽閉されでもしないと抜け出せそうにない。 そのへんは地デジ化がきっと解決してくれるじゃろう…っと。 (どんな期待だそれは)
2010-5-11 (Tue)
最初の 1人に、あれ?タバコ吸うようになったの?と尋ねたら、 仕事のストレスで吸わずにはいられないのだ、と疲れた顔で答えた。
もう 1人は、立ち話をしている最中にタバコを取り出したので、 あれ、君も吸うようになったの? (もう 1人の) 彼も最近吸うようになったみたいだけど、 体にはあまり良くないんじゃないかなァ…と言ったら、 そう、と軽く流された。
なんか悲しかった。
目が覚めて、あァ夢だったか、夢でよかった、と思った。
「沖縄の米兵等による事件・事故」年間1000件の衝撃。http://p.tl/EqyK への反響が大きくブログにも6000人が来訪。ただ、「千件ははたして多いのか」という反応もあり、とても残念。人口比なら全国で年に10万件とになるが、実際には全国で1755件。
HDD 容量を増やしたいシステムが Windows (XP) だった場合。
- 望みの容量の新しい仮想メディアを作成し、旧システムにアタッチ
- CD から ubuntu Linux (など) を起動し、旧メディアから新メディアへ内容をコピー
sudo fdisk -l
… コピー元/先デバイス名を調べる
sudo dd if=/dev/sda of=/dev/sdb conv=sync
- 旧システムで起動し直し、管理者権限で DOS プロンプトから diskpart.exe コマンドを起動、容量拡大
list volume
…処理対象メディアのボリューム番号を調べる
select volume 2
extend
- 終了し、旧メディアをデタッチで入れ替え完了
2010-5-12 (Wed)
しかし、ほとんど米ばっかし食ってた間、通じがそんなに悪化しなかったのはちょっと不思議だ。 食物繊維が豊富そうなものは特に摂取した覚えはないんだが。 まァ、米にもそれなりに食物繊維は含まれてるんだろうけど…。 油をたっぷりめに摂ってたせいもあるのかなァ。
感想だが、日本は若干規模が大きくなり過ぎてて小回りが利かなくなってるフシはあるのかなァ…。
2010-5-18 (Tue)
うちの近所…というほど近所でもない所のラーメン屋「珍珍珍」がいつの間にかつぶれていた。 (フランチャイズ店のようなので、正しくは撤退していたと書くべきか?) 普段、道の反対側 (の歩道) ばかり通るのでぜんぜん気づかなかった。 まァ遡れるだけ遡って数えてもたぶん 1年に 1回も食べに行ってないけど… (変な計算)。 でも元々外食をほとんどしない割にはリピート率の高めな店ではあった。 行った回数でいえば、…一番多いのはやっぱ「福しん」かのう。家の近所では。(*18-1) 福しんファンの知人というか友人がいるので、会う機会があると行くみたいな感じで。 しかし一人で行ったことはたぶんない。 そもそも福しんに限らず一人で外に食べに行くこと自体まずないんだが。 でも何故か珍珍珍だけは、かつて数回ほど一人で食いに行ったことがあったんだった。理由は忘れたけど。 まァそんな意味でもほんのちょっぴり感慨。(なんの感慨だ)
それにしても次々と店が消えてゆくなァ。
- お金がかかる。 これは弁当買い食いでも買いようによってはあまり違いがなくなってしまうけど。 現在は事実上「そんな金はねぇ」状態で選択の余地なしなんだが、 仮に相応の金銭的余裕があったとしてもどっちみちコストパフォーマンスがよくないには違いない。
- 注文してから料理が来るまでの待ち時間が手持ち無沙汰でイヤ。 雑誌の類を置いている店も多いが (ファミレス系の店でなければ大概はそうか?)、 備えつけの雑誌から適当に選んで料理が来るまでの間 (または食い終わるまでの間) 読むのは、 読みたい本を、読みたい時間だけ読む、というのとは違うんで、それが逆に微妙にストレスにも。
- 「ながら食い」ができない。 家などにいれば録画したビデオなり TV なり PC (でインターネット) なり好きなものを見つつ食事ができるが、 出先だとそうもいかない。
- 食べ終わった後にのんびりくつろぎにくい。 店側としてはできればなるべく早く店を出て欲しい筈なので。 てなことを考えるとどうもな…。 そんなに気にしなくてもいいのかもしれないが (ケースバイケースで)、 気になってしまう性分なので仕方ない。
- 他人 (他の客) の喫煙の煙 (臭い含む) を吸わされる危険性が高い。 個人的にはこれが一番の理由かもしれない。 最近では分煙を図っている店も増えてきてはいるのだろうが (完全禁煙の店ってのはまだ少ないよね…?)、 換気時の空気の流れをちゃんと設計しているとは限らず、 というかそんな設計や対策ができている店なんてほとんどないだろうから、 結局いくらかでも臭いを嗅がされるハメに陥ることもままあり。
反対に、外食のメリットはあまり思い付かない…というか、全然思い付かないかもしれない。 「おいしいものが食べられる」こと? でもおいしいものは家でも (食べようと思えば) 食べられるしなァ…。 これらが障害となって外食したくなくなる程度のメリットしか感じないということは、 食 (美味いもの) に対する執着がそもそもあまりないのかもしれない。 あるいはもしかすると単に味オンチなだけなのかもしれんが。 で、友人なり知人なりと一緒なら外食に抵抗がないのは、 当然「一緒に食う」ことにこれらの障害を打ち消して余りある (大袈裟?) メリットを感じるから、 なんだろうな。
…そういえば前の会社の人達と一緒にご飯食べに出なくなったきっかけのひとつは、 メンツのうちの誰かが (ほぼ) 必ず食い終わるとタバコ吸ってたこともあるかも。 (それがまた早飯な人で、こっちがまだ食ってる真っ最中にとっとと食い終えて間髪入れず隣で吸い始めるという) でもって、年数回お誘いを受ける元同僚の人達との飲み会だと同席者の喫煙が割とガマンできるのは、 その (お誘いを受ける) 頻度がごく少ないせいだろう。たぶん。
「非実在青少年」の都条例案についても言及あり。■昭和初期~20年ごろまでの、戦時中の市井での生活についてうかがいました。
お話をしてくださったのは、東京地婦連会長の川島さんと、副会長の水野さんです。
蛇足的脚注
- *18-1 : 入った回数の多い店…
- 前の会社の近所だと、また別の店になるか。 在籍期間の初期は夕食だの夜食だのをみんなで食べに出る風習 (?) があったので。 だんだん不景気になったりとかいろいろあってそのうち個々に外食もしくは弁当買い食いになっちゃったけど。 そもそも外食あんまし好きでもないので実はそっちの方が歓迎だったんだが、 協働者同士の人的結束強化みたいな機会は結果的に減ったのかもしれん。 ってぜんぜん関係ない話だなや。閑話休題。
2010-5-19 (Wed)
- 友人
- ともだち。朋友。
- 知人
- 知っている人。知り合い。
- ともだち
- 一緒に勉強したり仕事をしたり遊んだりして、親しく交わる人。友人。友。朋友(ほうゆう)。
- しりあい
- 知り合うこと。また、知り合った相手の人。知人。
よ~するに、互いに相手が誰だか知っている (だけの?) 間柄は「知人」で、 互いに悪感情のない交流があれば「友人」でいいのかしら。 悪感情は別に関係ないのかしら。 長いこと連絡取り合ってないけど友人と認識している人もいるが、 その場合も友人でいいのかな。
ちなみにこの駄日記中で友人・知人と呼び方がブレてる人については、 敢えてブラしてるケースもなきにしもあらず。 (個人を特定しづらくするため…だけでもないけど。 まァどっちみち名前は書かないか、書いてもイニシャル程度なんで別段ボカす必要もないのかもしれない)
うははは。 次は他メーカーのを買おう…。ちなみに故障率がもっとも高かったのは HP で、続いて Gateway、Acer、Lenovo などが比較的故障率が高かったとのこと。
なるほど。強烈にネオリベラル経済学をプッシュする物語なので、ネオリベが大歓喜しているのも、いやになっちゃうなあと…。下記とかネオリベの人が如何にこの物語を支持しているか分かりやすいですね。
2010-5-24 (Mon)
蛇足的脚注
- *24-1 : 腎不全による誤嚥性肺炎
- …って説明として正しいのかしら。腎不全が原因の誤嚥、っていうことなのか。 そういうパターンは本当にあるのか。よくわからんけど。
2010-5-31 (Mon)
口蹄疫に便乗してホメオパシーやらEMやら宣伝してる人がいるな。。。 http://sunflowerhom.blog102.fc2.com/blog-entry-20.html http://dndi.jp/19-higa/higa_27.php
Twitter 上での木村氏の口蹄疫に関する一連の発言は、 なんだか論点がずれてるし、 誤りの指摘や疑問点の提示に対してもまともに答えてないという印象 (口汚い反論もまァそれなりの割合であるにはあるようだが)。 発言内容を別としても、そもそも発言の仕方がどうもなんかオカシイんだった…。 まァ木村氏に限らず、Twitter 上に流れてくる「論客」とされている方々の発言でヘンなもんはいっぱいあるけど…。 (まァ Twitter 上に限らずだけど)私は、twitterでの木村盛世氏の発言をフォローしていたが、もはや情報源でなく、ウォッチの対象とみなしはじめている。
続き → ■口蹄疫ウイルスが清浄国にも遍在しているとしたら - NATROMの日記
docomo | au | SoftBank | 全体 | |
---|---|---|---|---|
有効 | 648 (28.0%) | 1710 (99.9%) | 606 (98.7%) | 2964 (63.9%) |
無効 | 1667 (72.0%) | 1 (0.1%) | 8 (1.3%) | 1676 (36.1%) |
合計 | 2315 (100%) | 1711 (100%) | 614 (100%) | 4640 (100%) |
里中先生の論点は的確。アグネス・チャンさんは、また条文に全くないことを主張している。「繰り返し」とか「児童を虐待する漫画」とかそんな限定はない。 【金曜討論】漫画児童ポルノ規制 アグネス・チャンさん、里中満智子さん sankei.jp.msn.com... #hijitsuzai
サンケイの【金曜討論】で記者が「有害図書が現在子供たちに蔓延しており、悪影響を与えているというのが改正の根拠だが」と質問しているが、これも間違い。改正案のもとになった協議会答申の冒頭p37に「これにより、18歳未満の青少年が閲覧する図書類の販売状況は相当程度改善されてきた」とある
日本PTA全国協議会の調べによると、小中学生の親たちはマンガが子供に与える悪影響について大して心配していないし、条例などによる規制も望んでいないことが分かりました。
養老孟司。↓喫煙の有害性はもはや確立された事実と言っていいのだが、それでも喫煙の有害性に対して懐疑的な人がいる*1。喫煙の有害性は、主に疫学的手法で証明された。なので、タバコの害を疑う人は疫学的手法そのものに対して懐疑的なのかと思いきや、必ずしもそうでもないらしい。たとえば、養老孟司は、「たばこの害は証明なんて言うのもおこがましい状態」と言いつつ、日本女性の寿命が延びた理由を水道の塩素消毒であることは認めている*2。どちらも疫学的手法で証明されたことなのに。「偏り、交絡、偶然性など」の疫学の限界を指摘する人もいる*3が、喫煙の害ほど複数の集団で繰り返して綿密に証明されたものはほとんどないわけで、喫煙以外の疫学の成果についても懐疑的になるべきだ。
喫煙以外の疫学の成果として、たとえば、アスベストと悪性中皮腫の関係がある。私の知る限りにおいて、喫煙の有害性に対して懐疑的な人でも、アスベストが悪性中皮腫の原因であることを否定している人はいない。たぶん、アスベストおよび喫煙について、それぞれの疫学研究の論文を読みこんで、「アスベストについての疫学研究は信頼できるが喫煙についての疫学研究は信頼できない」と判断したわけではないだろうと思う。喫煙の害を否定するために持ち出される論法はいくつかあるが、今回はその中でもポピュラーなものである、「日本人男性の喫煙率は下がったのに肺癌死亡者が増えたのは矛盾である」という論法を、アスベストに当てはめてみよう。■武田邦彦 (中部大学): タバコを考える パート7 データの真実を参考にした。
続く。普天間基地「移設」問題で、鳩山内閣がはまりこんだのは自民党時代から続いてきた安保官僚(外務省・防衛省)の身体にしみついた「対米追随・条件反射的イエスマン」「米軍基地なら沖縄」という感覚の持ち主たちの「常識」という名の底なし沼だった。当初から安保官僚たちは、「辺野古従来案」以外の選択肢を持っていなかったし、「県外・国外」を検討したことは実は一度もなかったのである。これは、今に始まったことではない。1996年のSACO合意で「普天間閉鎖」が決まった後も、アメリカ側は「沖縄県内」を要求したわけではなく、日本側が「沖縄以外にない」と決めつけていただけだ。「地政学的な理由」で沖縄を選ぶ根拠は「海兵隊」に関しては存在しない。